iDeCoの運用状況(2019年12月)

SBI証券のオリジナルプランで運用しているiDeCo(個人型確定拠出年金)の2019年12月末時点の運用状況を紹介します。12月も順調に資産残高を増やしました。

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資産残高(2019年12月)

2019年12月末のiDeCoの資産残高は、前月末と比べて増加しました。その結果、損益率が初めて30%を超えました。

  • 運用月数:42ヶ月(2016年6月運用開始)
  • 損益率:+30.1%(前月から+3.6ポイント)
  • 年率換算リターン:+7.8%(前月から+0.7ポイント)
  • 資産残高の推移:下のグラフ
iDeCoの資産残高の推移(2016年6月を1.0とする)

資産内訳(2019年12月)

各資産の割合と、当初配分比率(資産クラス列のかっこ内の%値)からの乖離は次のようになっています。新興国株式の割合が増えている印象です。

各資産の割合と当初配分比率からの乖離(2019年12月末)
資産クラス ファンド名 割合 乖離
国内株式(5%) 三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド 5.0% 0.0%
国内中小型株式(5%) ひふみ年金 5.1% 0.1%
先進国株式(20%) DCニッセイ外国株式インデックス 20.6% 0.6%
海外REIT(10%) 三井住友・DC外国リートインデックスファンド 9.4% -0.6%
先進国中小型株式(10%) EXE-i グローバル中小型株式ファンド 10.3% 0.3%
新興国株式(20%) EXE-i 新興国株式ファンド 21.0% 1.0%
先進国債券(10%) 野村外国債券インデックスファンド 9.3% -0.7%
新興国債券(10%) 三菱UFJ DC新興国債券インデックスファンド 9.8% -0.2%
金(10%) 三菱UFJ 純金ファンド 9.4% -0.6%

所感

米中貿易交渉に関する楽観ムードが支配的になり、12月の市場は割と明確なリスクオンになりました。米国ではNYダウ、NASDAQ、S&P500の3指数が揃って過去最高値を更新し、12月13日には、日経平均も約1年2ヶ月ぶりに終値ベースで24,000円台を回復しました。

日経平均はまだ、2018年10月2日に付けたバブル後の最高値:24,270.62円(終値ベース)に届いていませんが、ドル建ての日経平均(外国人投資家が見ている日経平均)を見ると、2018年1月24日に付けたバブル後の最高値:219.28ドル(終値ベース)を12月13日に超えています(終値ベースで219.85ドル)。

iDeCoのポートフォリオの中で、新興国株式の割合が伸びたこともリスクオンのムードを印象付けるものです。過熱感というほどではありませんが、日米とも「そろそろいいところ」に来ていると思うので、このあたりで短期的な調整が入っても不思議ではありません。

なお、このレポート(iDeCoの運用状況)はこれまで月ごとにURLを分けて作成してきましたが、2020年からは年ごとに集約して作成することにします。次号(2020年1月号)をお楽しみに。

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