ポストに投函した郵便物の取り戻し方
先日、書類(レターパックライト)をポストに投函した後に不備が判明し、郵便物の「取り戻し」という手続きを初めて行いました。いろいろと勉強になったので、紹介します。
なお、私は集配局から郵便物が出る前に取り戻せたので手数料は無料でしたが、そうでない場合は手数料が発生します。
郵便物の取り戻しとは
郵便ポストに投函した郵便物や、窓口から差し出した郵便物をキャンセルする(差出人に戻す)ことを「取り戻し」といいます。また、その請求を「取戻し請求」といいます。
郵便局のサイトで手続き方法を探しましたが、取戻し請求に関する案内は見当たりませんでした。ただし、Q&Aに次の記載があり、これを参考にしました。
申し込みをした後にキャンセルすることはできますか?
お申し込みいただいたサービスをキャンセルすることはできません。
よくあるご質問・お問い合わせ(郵便局)
郵便物の配達前であれば、お近くの集配郵便局または取扱局で取戻し請求を行っていただくことで、受取人様への配達を取りやめ、差出人様に郵便物をお返しすることが可能ですが、その場合でも、お申し込みにかかった料金をお返しすることはできません。
なお、取戻し請求を行う際は、本人確認資料をお持ちいただくほか、規定の料金(配達郵便局に請求の場合420円、その他の郵便局に請求の場合580円)が必要となります。
ここからポイントを読みとると、次のようになります。
- (受取人へ)配達される前の郵便物は取り戻し可能
- 配達された郵便物は取り戻しできない
- 方法
- 集配郵便局または取扱局で取戻し請求をする
- その際、本人確認資料が必要
- 料金(取戻し請求先によって異なる)
- 集配郵便局または取扱局に請求:無料(と読める)
- 配達郵便局に請求:420円
- その他の郵便局に請求:580円
- 申込にかかった料金は返金できない
- 私の場合、レターパックライトの料金(税込370円)は返金されない
この情報をもとに、取戻し請求をすることにしました。
原因はレターパックライトへの書類の入れ忘れ
レターパックライトをポストに投函したのは金曜の23時頃です。家の近くのポストに投函したのですが、家に戻ってビックリ。書類を1枚入れ忘れていました。オーマイガー! ?
1枚だけ別に送るのもばからしいし、先方も混乱するだろうし…、ということで、ポストに投函した郵便物をキャンセルする手続きをネットで調べたところ、この取戻し請求を知りました。
上に紹介したQ&Aの情報は特に料金について不明瞭なので、土曜の朝に集配郵便局の「ゆうゆう窓口」に電話して訊くことにしました。
集配郵便局のゆうゆう窓口に電話
集配郵便局(郵便ポストに記載されてます)のゆうゆう窓口に朝7時に電話しました。自動音声案内になったので、「う~ん、これだと担当者に相談できない…」と諦めかけたところ、メニューの「集配依頼」を選ぶと担当者に繋がることが判明。
とりあえず「集配依頼」を選び、電話に出た相手に「あの~、集配の依頼ではなくて、ポストに投函した郵便物の取り戻しをしたいのですが…」と告げると、別の担当者につないでもらえました。
ポストに投函したレターパックライトを取り戻したい旨を先方に伝えたところ、次の項目を訊かれました。
- ポスト番号と投函時刻
- 受取人の住所、氏名
- 差出人の住所、氏名、電話番号
- レターパックライトの「ご依頼主様保管用シール」に記載されている追跡番号
そして、まだポストの取集時刻になっていないとの事で、郵便物が局に到着したら電話をもらうことになりました。肝心の料金については「無料」であることが確認でき、安心しました。
ところで、ポスト番号なるものを初めて知りました。郵便ポストに記載されていますが、「ポストマップ」というサイトでも調べることができます。私が投函した郵便ポストの番号も住所検索であっさり判明しました。
ポストマップは「日本全国の郵便ポストをひたすらマッピングする」という神サイトです。
集配郵便局に出向いて取り戻し完了
しばらくして電話があり、郵便物を確認できたので取りに来て欲しいとのこと。本人確認書類と「ご依頼主様保管用シール」を持参するように言われました。
集配郵便局での受け取りの手続きはとてもシンプルです。
ゆうゆう窓口のブザーを押すと担当者が現れたので、「郵便物の取り戻しをお願いした○○です」と告げると、奥から郵便物を持ってきました。
免許証を提示して本人確認をし、郵便物を受け取って手続き完了です。レターパックライトの「ご依頼主様保管用シール」の確認はありませんでした。
まとめ
ポストに投函した郵便物の取戻し請求を初めて行ってみました。今回の手続きの流れを整理すると次のようになります。
- 集配郵便局とポスト番号を調べる
- 投函したポストに書かれているが、「ポストマップ」でも調べられる
- 集配郵便局に電話して取戻し請求。伝える内容は次の3点(+α)
- ポスト番号と投函時刻
- 受取人の住所、氏名
- 自分の住所、氏名、電話番号
- レターパックライトの場合、「ご依頼主様保管用シール」に記載されている追跡番号
- 集配郵便局からの連絡を待つ
- 郵便物が確認できると電話がある
- 集配郵便局に出向いて郵便物を受け取る
- 受け取りには本人確認書類が必要
なお、取り戻したレターパックライトは無効になるので、改めて購入します(税込370円)。こんな手続きをしなくても良いように、不備がないかを投函前にきちんと確認することが大切ですね。
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