iDeCoの運用状況(2023年7月~12月)

2024年1月2日

SBI証券のオリジナルプランで運用しているiDeCo(個人型確定拠出年金)の2023年後半の運用状況(資産残高と内訳の推移)を月次で紹介します。

iDeCoの運用状況(2023年7月~12月)

スポンサーリンク

2023年12月の運用状況

資産残高(2023年12月)

2023年12月末のiDeCoの資産残高は前月末から増え、前月に続いて過去最高を更新しました。

  • 運用月数:90ヶ月(2016年6月運用開始)
  • 損益率:+94.1%(前月から+2.4ポイント)
  • 年率換算リターン:+9.2%(前月から+0.1ポイント)
  • 資産残高の推移:下のグラフ
iDeCoの運用状況(2023年12月)
iDeCoの資産残高の推移 2023年12月末
(2016年6月を1.0とする)

資産内訳(2023年12月)

各資産の割合と、当初配分比率(資産クラス列のかっこ内の%値)からの乖離は次のようになっています。

資産クラスファンド名割合乖離
国内株式(5%)三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド5.0%0.0%
国内中小型株式(5%)ひふみ年金4.9%-0.1%
先進国株式(20%)DCニッセイ外国株式インデックス20.4%0.4%
海外REIT(10%)三井住友・DC外国リートインデックスファンド10.2%0.2%
先進国中小型株式(10%)EXE-i グローバル中小型株式ファンド10.2%0.2%
新興国株式(20%)EXE-i 新興国株式ファンド19.7%-0.3%
先進国債券(10%)野村外国債券インデックスファンド9.8%-0.2%
新興国債券(10%)三菱UFJ DC新興国債券インデックスファンド9.8%-0.2%
金(10%)三菱UFJ 純金ファンド10.0%0.0%
各資産の割合と当初配分比率からの乖離(2023年12月末)

所感

iDeCoの資産残高は順調に増加し、一年を終えました。振り返ってみると、今年はアフターコロナが本格的に始まった年でした。また、米国債の長期金利(10年物国債の利回り)の上昇がピークを迎え、今後は減少に転じるだろうという確かな見通しを得られた年でもありました。どちらも、資産運用にとっては追い風となる潮目だったようです。

来年も穏やかな追い風が吹いて欲しいと期待しますが、これまで続いた金融引き締めによる米国経済の失速や、日銀の金融政策変更による円高の進行がそれを妨げるかもしれません。また、今だにロシアとウクライナの紛争の終わりが見えないことも妨げとなっていますね。

スポンサーリンク