iDeCoの運用状況(2020年7月~12月)

2021年1月12日

SBI証券のオリジナルプランで運用しているiDeCo(個人型確定拠出年金)の2020年後半の運用状況(資産残高と内訳の推移)を月次で紹介しています。

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2020年12月の運用状況

資産残高(2020年12月)

2020年12月末のiDeCoの資産残高は前月末から更に増えました。

  • 運用月数:54ヶ月(2016年6月運用開始)
  • 損益率:+37.8%(前月から+3.7ポイント)
  • 年率換算リターン:+7.4%(前月から+0.5ポイント)
  • 資産残高の推移:下のグラフ
iDeCoの資産残高の推移 2020年12月末
(2016年6月を1.0とする)

資産内訳(2020年12月)

各資産の割合と、当初配分比率(資産クラス列のかっこ内の%値)からの乖離は次のようになっています。

資産クラスファンド名割合乖離
国内株式(5%)三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド5.0%0.0%
国内中小型株式(5%)ひふみ年金5.0%0.0%
先進国株式(20%)DCニッセイ外国株式インデックス20.3%0.3%
海外REIT(10%)三井住友・DC外国リートインデックスファンド9.8%-0.2%
先進国中小型株式(10%)EXE-i グローバル中小型株式ファンド10.9%0.9%
新興国株式(20%)EXE-i 新興国株式ファンド20.9%0.9%
先進国債券(10%)野村外国債券インデックスファンド9.2%-0.8%
新興国債券(10%)三菱UFJ DC新興国債券インデックスファンド9.7%-0.3%
金(10%)三菱UFJ 純金ファンド9.0%-1.0%
各資産の割合と当初配分比率からの乖離(2020年12月末)

所感

アップダウンの激しい大荒れの一年でしたが、結果的には昨年末より資産残高を順調に増やすことができました。3月のコロナショックの際は「どうなることやら…」と心配になりましたが、終わりよければ全てよし。

目先の動きに惑わされず、どっしりと構えた運用を来年も心がけたいと思います。

リバランスから3ヶ月しか経ってないのに、一部の資産クラスに当初配分比率からの乖離が早くも見られます。これもボラタイルな状況下では仕方のないことと捉えて、しばらく様子を見たいと思います。

2020年11月の運用状況

資産残高(2020年11月)

2020年11月末のiDeCoの資産残高は前月末から大きく増えました。

  • 運用月数:53ヶ月(2016年6月運用開始)
  • 損益率:+34.0%(前月から+9.8ポイント)
  • 年率換算リターン:+6.9%(前月から+1.7ポイント)
  • 資産残高の推移:下のグラフ
iDeCoの資産残高の推移 2020年11月末
(2016年6月を1.0とする)

資産内訳(2020年11月)

各資産の割合と、当初配分比率(資産クラス列のかっこ内の%値)からの乖離は次のようになっています。

資産クラスファンド名割合乖離
国内株式(5%)三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド5.0%0.0%
国内中小型株式(5%)ひふみ年金5.0%0.0%
先進国株式(20%)DCニッセイ外国株式インデックス20.3%0.3%
海外REIT(10%)三井住友・DC外国リートインデックスファンド10.0%0.0%
先進国中小型株式(10%)EXE-i グローバル中小型株式ファンド10.7%0.7%
新興国株式(20%)EXE-i 新興国株式ファンド21.1%1.1%
先進国債券(10%)野村外国債券インデックスファンド9.4%-0.6%
新興国債券(10%)三菱UFJ DC新興国債券インデックスファンド9.7%-0.3%
金(10%)三菱UFJ 純金ファンド8.6%-1.4%
各資産の割合と当初配分比率からの乖離(2020年11月末)

所感

アメリカ大統領選という今年最大のイベントを通過したことでリスクオン・ムードが一気に高まり、資産残高がコロナショック前の水準を超えました。やれやれという感じです。

一方、先月にリバランスをしたばかりですが、一部の資産クラスに当初配分比率からの乖離が見られます。具体的には、金が-1.4%、新興国株式が+1.1%の乖離。

年末に向けて大きな動きはないと願いたいところですが、コロナ感染者数が再び増加し始めていることが気がかりです。

2020年10月の運用状況

資産残高(2020年10月)

2020年10月末のiDeCoの資産残高は前月末から減少しました。

  • 運用月数:52ヶ月(2016年6月運用開始)
  • 損益率:+24.2%(前月から-1.4ポイント)
  • 年率換算リターン:+5.1%(前月から-0.4ポイント)
  • 資産残高の推移:下のグラフ
iDeCoの資産残高の推移 2020年10月末
(2016年6月を1.0とする)

資産内訳(2020年10月)

各資産の割合と、当初配分比率(資産クラス列のかっこ内の%値)からの乖離は次のようになっています。月中にリバランスをしたので乖離は小さくなっていますが、新興国株式についてはリバランス後も勢いよく伸びています。

資産クラスファンド名割合乖離
国内株式(5%)三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド4.9%-0.1%
国内中小型株式(5%)ひふみ年金5.0%0.0%
先進国株式(20%)DCニッセイ外国株式インデックス19.7%-0.3%
海外REIT(10%)三井住友・DC外国リートインデックスファンド9.6%-0.4%
先進国中小型株式(10%)EXE-i グローバル中小型株式ファンド10.1%0.1%
新興国株式(20%)EXE-i 新興国株式ファンド20.8%0.8%
先進国債券(10%)野村外国債券インデックスファンド10.1%0.1%
新興国債券(10%)三菱UFJ DC新興国債券インデックスファンド10.0%0.0%
金(10%)三菱UFJ 純金ファンド9.9%-0.1%
各資産の割合と当初配分比率からの乖離(2020年10月末)

所感

3月のコロナショックから順調に回復してきた資産残高は、11月のアメリカ大統領選を前に小休止している状態です。

月の半ばに年に1回のリバランスをしたので、ポートフォリオは当初配分比率に戻った状態。新興国株式の勢いがあって、既に+0.8%の乖離です。

大統領選を超えると年末に向けて株式型の投信は順調に資産残高を増やしそうです。資産残高がコロナ前の水準に早期に戻ることを期待したいと思います。

2020年9月の運用状況

資産残高(2020年9月)

2020年9月末のiDeCoの資産残高は前月末から減少しました。

  • 運用月数:51ヶ月(2016年6月運用開始)
  • 損益率:+25.6%(前月から-3.8ポイント)
  • 年率換算リターン:+5.5%(前月から-0.9ポイント)
  • 資産残高の推移:下のグラフ
iDeCoの資産残高の推移 2020年9月末
(2016年6月を1.0とする)

資産内訳(2020年9月)

各資産の割合と、当初配分比率(資産クラス列のかっこ内の%値)からの乖離は次のようになっています。金が大きくプラス乖離し、海外REITが大きくマイナス乖離しています。

各資産の割合と当初配分比率からの乖離(2020年9月末)
資産クラス ファンド名 割合 乖離
国内株式(5%) 三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド 5.0% 0.0%
国内中小型株式(5%) ひふみ年金 5.9% 0.9%
先進国株式(20%) DCニッセイ外国株式インデックス 20.8% 0.8%
海外REIT(10%) 三井住友・DC外国リートインデックスファンド 7.7% -2.3%
先進国中小型株式(10%) EXE-i グローバル中小型株式ファンド 9.7% -0.3%
新興国株式(20%) EXE-i 新興国株式ファンド 20.0% 0.0%
先進国債券(10%) 野村外国債券インデックスファンド 10.1% 0.1%
新興国債券(10%) 三菱UFJ DC新興国債券インデックスファンド 9.1% -0.9%
金(10%) 三菱UFJ 純金ファンド 11.8% 1.8%

所感

新型コロナウイルスの感染拡大を背景とする今年3月の世界的な株価急落(コロナショック)から半年が経過しました。先月まで順調に回復していた資産残高も、今月は小休止。11月のアメリカ大統領選に向けて、この後も方向感のない上下動になりそうです。

ポートフォリオにおいては金、国内中小型株式、先進国株式がプラス乖離し、海外REIT、新興国債券がマイナス乖離の傾向です。

私は9月末の資産状況をもとに年に1回のリバランスをしますので、「金売り、リート買い」という方針で細かく発注しようと思います。

2020年8月の運用状況

資産残高(2020年8月)

2020年8月末のiDeCoの資産残高は前月末からさらに増え、コロナショック前の1月の資産残高をわずかに上回る水準まで回復しました。

  • 運用月数:50ヶ月(2016年6月運用開始)
  • 損益率:+29.4%(前月から+5.3ポイント)
  • 年率換算リターン:+6.4%(前月から+1.0ポイント)
  • 資産残高の推移:下のグラフ
iDeCoの資産残高の推移 2020年8月末
(2016年6月を1.0とする)

資産内訳(2020年8月)

各資産の割合と、当初配分比率(資産クラス列のかっこ内の%値)からの乖離は次のようになっています。金が大きくプラス乖離し、海外REITが大きくマイナス乖離しています。

各資産の割合と当初配分比率からの乖離(2020年8月末)
資産クラス ファンド名 割合 乖離
国内株式(5%) 三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド 4.8% -0.2%
国内中小型株式(5%) ひふみ年金 5.4% 0.4%
先進国株式(20%) DCニッセイ外国株式インデックス 21.1% 1.1%
海外REIT(10%) 三井住友・DC外国リートインデックスファンド 7.8% -2.2%
先進国中小型株式(10%) EXE-i グローバル中小型株式ファンド 9.7% -0.3%
新興国株式(20%) EXE-i 新興国株式ファンド 20.4% 0.4%
先進国債券(10%) 野村外国債券インデックスファンド 9.8% -0.2%
新興国債券(10%) 三菱UFJ DC新興国債券インデックスファンド 9.0% -1.0%
金(10%) 三菱UFJ 純金ファンド 12.1% 2.1%

所感

新型コロナウイルスの感染拡大を背景とする今年3月の世界的な株価急落(コロナショック)から5か月が経過し、iDeCoの資産残高はようやく1月の水準を回復しました。次の目標は昨年12月の水準の回復になります。

ポートフォリオにおいては金が大きくプラス乖離し、海外REITが大きくマイナス乖離しています。

11月のアメリカ大統領選の行方が気になりますが、この状況を維持して9月末を迎えたいところです。私は9月末の資産状況をもとに年に1回のリバランスをしますので、今の状況だと「金売り、リート買い」という方針になりそうです。

2020年7月の運用状況

資産残高(2020年7月)

2020年7月末のiDeCoの資産残高は前月末からさらに増え、コロナショック前の2月の資産残高をわずかに上回る水準まで回復しました。

  • 運用月数:49ヶ月(2016年6月運用開始)
  • 損益率:+24.1%(前月から+3.4ポイント)
  • 年率換算リターン:+5.4%(前月から+0.6ポイント)
  • 資産残高の推移:下のグラフ
iDeCoの資産残高の推移 2020年7月末
(2016年6月を1.0とする)

資産内訳(2020年7月)

各資産の割合と、当初配分比率(資産クラス列のかっこ内の%値)からの乖離は次のようになっています。金が大きくプラス乖離し、海外REITが大きくマイナス乖離しています。

各資産の割合と当初配分比率からの乖離(2020年7月末)
資産クラス ファンド名 割合 乖離
国内株式(5%) 三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド 4.6% -0.4%
国内中小型株式(5%) ひふみ年金 5.3% 0.3%
先進国株式(20%) DCニッセイ外国株式インデックス 20.4% 0.4%
海外REIT(10%) 三井住友・DC外国リートインデックスファンド 7.9% -2.1%
先進国中小型株式(10%) EXE-i グローバル中小型株式ファンド 9.6% -0.4%
新興国株式(20%) EXE-i 新興国株式ファンド 20.1% 0.1%
先進国債券(10%) 野村外国債券インデックスファンド 10.2% 0.2%
新興国債券(10%) 三菱UFJ DC新興国債券インデックスファンド 9.4% -0.6%
金(10%) 三菱UFJ 純金ファンド 12.5% 2.5%

所感

新型コロナウイルスの感染拡大を背景とする今年3月の世界的な株価急落(コロナショック)から4か月が経過し、iDeCoの資産残高はようやく2月の水準を回復しました。次の目標は昨年12月の水準の回復になります。

ポートフォリオにおいては金が大きくプラス乖離し、海外REITが大きくマイナス乖離しています。

金(ニューヨーク金先物)は27日に史上最高値を更新しました。2011年9月に記録した1923ドルを9年ぶりに上回ったことになります。「有事の金」だからではなく、金市場が単に過熱しているように見えます。

経済活動の再開にともなう「感染第二波」の影響も懸念されるので、資産残高がここからさらに増えるには、新型コロナウイルスのワクチンが市場に出回るという局面変化が起こらないと難しいかも知れません。

また、11月のアメリカ大統領選の行方や米中関係の悪化も気になるところです。

2020年の前半(1月~6月)の状況については、次をどうぞ。

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