iDeCoの運用状況(2020年1月~6月)

2020年7月3日

SBI証券のオリジナルプランで運用しているiDeCo(個人型確定拠出年金)の2020年前半の運用状況(資産残高と内訳の推移)を月次で紹介しています。

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2020年6月の運用状況

資産残高(2020年6月)

2020年6月末のiDeCoの資産残高は、前月末からさらに回復しました。

  • 運用月数:48ヶ月(2016年6月運用開始)
  • 損益率:+20.7%(前月から+4.0ポイント)
  • 年率換算リターン:+4.8%(前月から+0.8ポイント)
  • 資産残高の推移:下のグラフ
iDeCoの資産残高の推移 2020年6月末
(2016年6月を1.0とする)

資産内訳(2020年6月)

各資産の割合と、当初配分比率(資産クラス列のかっこ内の%値)からの乖離は次のようになっています。金が大きくプラス乖離し、海外REITが大きくマイナス乖離しています。

各資産の割合と当初配分比率からの乖離(2020年6月末)
資産クラス ファンド名 割合 乖離
国内株式(5%) 三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド 4.9% -0.1%
国内中小型株式(5%) ひふみ年金 5.5% 0.5%
先進国株式(20%) DCニッセイ外国株式インデックス 20.3% 0.3%
海外REIT(10%) 三井住友・DC外国リートインデックスファンド 7.9% -2.1%
先進国中小型株式(10%) EXE-i グローバル中小型株式ファンド 9.5% -0.5%
新興国株式(20%) EXE-i 新興国株式ファンド 19.8% -0.2%
先進国債券(10%) 野村外国債券インデックスファンド 10.4% 0.4%
新興国債券(10%) 三菱UFJ DC新興国債券インデックスファンド 9.7% -0.3%
金(10%) 三菱UFJ 純金ファンド 11.9% 1.9%

所感

欧米の主要国では新型コロナウイルスの感染拡大がピークを過ぎて、経済活動が再開さています。各国の株価指数も順調に回復し、NASDAQにおいては6月8日に史上最高値を更新しました。

iDeCoの資産残高も順調に回復していますが、まだ2月の水準には戻っていません。ポートフォリオにおいては金が大きくプラス乖離し、海外REITが大きくマイナス乖離しています。

足元では経済活動の再開にともなって感染者数が再び増え始め、「感染第二波」が懸念されています。ワクチンが開発されるなどの局面変化が起こらないと、ここからのさらなる回復は難しいのかもしれません。

また、アメリカ大統領選の行方も気になるところです。

2020年5月の運用状況

資産残高(2020年5月)

2020年5月末のiDeCoの資産残高は、前月末からさらに回復しました。

  • 運用月数:47ヶ月(2016年6月運用開始)
  • 損益率:+16.7%(前月から+3.5ポイント)
  • 年率換算リターン:+4.0%(前月から+0.7ポイント)
  • 資産残高の推移:下のグラフ
iDeCoの資産残高の推移 2020年5月末
(2016年6月を1.0とする)

資産内訳(2020年5月)

各資産の割合と、当初配分比率(資産クラス列のかっこ内の%値)からの乖離は次のようになっています。金が大きくプラス乖離し、海外REITと新興国株式が大きくマイナス乖離しています。

各資産の割合と当初配分比率からの乖離(2020年5月末)
資産クラス ファンド名 割合 乖離
国内株式(5%) 三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド 5.1% 0.1%
国内中小型株式(5%) ひふみ年金 5.6% 0.6%
先進国株式(20%) DCニッセイ外国株式インデックス 20.6% 0.6%
海外REIT(10%) 三井住友・DC外国リートインデックスファンド 8.1% -1.9%
先進国中小型株式(10%) EXE-i グローバル中小型株式ファンド 9.6% -0.4%
新興国株式(20%) EXE-i 新興国株式ファンド 18.8% -1.2%
先進国債券(10%) 野村外国債券インデックスファンド 10.6% 0.6%
新興国債券(10%) 三菱UFJ DC新興国債券インデックスファンド 9.9% -0.1%
金(10%) 三菱UFJ 純金ファンド 11.8% 1.8%

所感

欧米の主要国において新型コロナウイルスの感染拡大がピークを過ぎ、経済活動が少しずつ再開され始めました。それを受けて、各国の株価指数は順調な回復を見せています。

iDeCoの資産残高も順調に回復していますが、まだ2月の水準には戻っていません。ポートフォリオにおいては金が大きくプラス乖離し、海外REITと新興国株式が大きくマイナス乖離しています。

足元で発表される各種経済指標の驚くような悪さと比べると、株価指数の回復スピードの速さが気になります。一波乱あっても不思議ではないと心構えしながら、資産残高の回復を辛抱強く待ちたいと思います。

2020年4月の運用状況

資産残高(2020年4月)

2020年4月末のiDeCoの資産残高は、前月末から大きく挽回しました。

  • 運用月数:46ヶ月(2016年6月運用開始)
  • 損益率:+13.2%(前月から+6.7ポイント)
  • 年率換算リターン:+3.3%(前月から+1.6ポイント)
  • 資産残高の推移:下のグラフ
iDeCoの資産残高の推移 2020年4月末
(2016年6月を1.0とする)

資産内訳(2020年4月)

各資産の割合と、当初配分比率(資産クラス列のかっこ内の%値)からの乖離は次のようになっています。金が大きくプラス乖離、海外REITが大きくマイナス乖離している状況に変わりはありません。

各資産の割合と当初配分比率からの乖離(2020年4月末)
資産クラス ファンド名 割合 乖離
国内株式(5%) 三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド 4.9% -0.1%
国内中小型株式(5%) ひふみ年金 5.3% 0.3%
先進国株式(20%) DCニッセイ外国株式インデックス 20.4% 0.4%
海外REIT(10%) 三井住友・DC外国リートインデックスファンド 8.3% -1.7%
先進国中小型株式(10%) EXE-i グローバル中小型株式ファンド 9.4% -0.6%
新興国株式(20%) EXE-i 新興国株式ファンド 19.3% -0.7%
先進国債券(10%) 野村外国債券インデックスファンド 10.7% 0.7%
新興国債券(10%) 三菱UFJ DC新興国債券インデックスファンド 9.6% -0.4%
金(10%) 三菱UFJ 純金ファンド 12.0% 2.0%

所感

新型コロナウイルスの感染拡大による世界経済の急激な失速から、先月は各国の株価指数がリーマンシックに匹敵する急落を記録しましたが、今月は反発しました。

iDeCoの資産残高も大きく回復しましたが、まだ2月の水準には戻っていません。ポートフォリオにおいては金が大きくプラス乖離し、海外REITが大きくマイナス乖離しています。

新型コロナウイルスの感染者数はまだ増えていますが、欧米の主要国ではその増加スピードは頭打ちから減少に転じています。特にアメリカでは経済活動を再開する動きも出始めていますので、少しずつ市場のムードは好転していくと思います。もうしばらく、辛抱したいと思います。

2020年3月の運用状況

資産残高(2020年3月)

2020年3月末のiDeCoの資産残高は、前月末に続き大きく減少しました。

  • 運用月数:45ヶ月(2016年6月運用開始)
  • 損益率:+6.5%(前月から-16.4ポイント)
  • 年率換算リターン:+1.7%(前月から-4.1ポイント)
  • 資産残高の推移:下のグラフ
iDeCoの資産残高の推移 2020年3月末
(2016年6月を1.0とする)

資産内訳(2020年3月)

各資産の割合と、当初配分比率(資産クラス列のかっこ内の%値)からの乖離は次のようになっています。前月末と比べて金と先進国債券の割合が増えました。

各資産の割合と当初配分比率からの乖離(2020年3月末)
資産クラス ファンド名 割合 乖離
国内株式(5%) 三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド 5.0% 0.0%
国内中小型株式(5%) ひふみ年金 5.3% 0.3%
先進国株式(20%) DCニッセイ外国株式インデックス 19.7% -0.3%
海外REIT(10%) 三井住友・DC外国リートインデックスファンド 8.3% -1.7%
先進国中小型株式(10%) EXE-i グローバル中小型株式ファンド 8.9% -1.1%
新興国株式(20%) EXE-i 新興国株式ファンド 19.0% -1.0%
先進国債券(10%) 野村外国債券インデックスファンド 11.6% 1.6%
新興国債券(10%) 三菱UFJ DC新興国債券インデックスファンド 10.0% 0.0%
金(10%) 三菱UFJ 純金ファンド 12.2% 2.2%

所感

新型コロナウイルスの感染者が世界的に急速に拡大していることを背景に、経済情勢が急速かつ大幅に悪化し、世界各国の株価指数はリーマンシックに匹敵する急落を短期間に記録しました。

iDeCoの資産残高も大きく減少し、辛うじてプラスの水準を維持していますが、年率換算で+1.7%のリターンまでパフォーマンスを落としています。ポートフォリオにおいては金と先進国債券がプラス乖離に、先進国株式、海外REIT、先進国中小型株式、新興国株式はマイナス乖離になっています。

新型コロナウイルスの感染者数は中国では頭打ちの状況ですが、欧米諸国、特にアメリカでは急速に増えています。アメリカの感染者数がピークアウトすることで市場のムードは好転すると思いますが、まだその時期が見通せない状況です。感染拡大の終息に向けた対策の進展を願うばかりです。

2020年2月の運用状況

資産残高(2020年2月)

2020年2月末のiDeCoの資産残高は、前月末と比べて大きく減少しました。とほほ…

  • 運用月数:44ヶ月(2016年6月運用開始)
  • 損益率:+22.9%(前月から-6.1ポイント)
  • 年率換算リターン:+5.8%(前月から-1.6ポイント)
  • 資産残高の推移:下のグラフ
iDeCoの資産残高の推移 2020年2月末
(2016年6月を1.0とする)

資産内訳(2020年2月)

各資産の割合と、当初配分比率(資産クラス列のかっこ内の%値)からの乖離は次のようになっています。前月末と比べて金と先進国債券の割合が増えました。

各資産の割合と当初配分比率からの乖離(2020年2月末)
資産クラス ファンド名 割合 乖離
国内株式(5%) 三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド 4.6% -0.4%
国内中小型株式(5%) ひふみ年金 4.7% -0.3%
先進国株式(20%) DCニッセイ外国株式インデックス 20.1% 0.1%
海外REIT(10%) 三井住友・DC外国リートインデックスファンド 9.6% -0.4%
先進国中小型株式(10%) EXE-i グローバル中小型株式ファンド 9.8% -0.2%
新興国株式(20%) EXE-i 新興国株式ファンド 20.1% 0.1%
先進国債券(10%) 野村外国債券インデックスファンド 10.1% 0.1%
新興国債券(10%) 三菱UFJ DC新興国債券インデックスファンド 10.0% 0.0%
金(10%) 三菱UFJ 純金ファンド 10.9% 0.9%

所感

新型コロナウイルスの感染者が中国以外にも拡大し始めたことを受けて、月末の1週間で急速に経済情勢が悪化しました。NYダウの終値は1週間で約3,580ドル(28,992.41 → 25,409.36ドル)、率にして12.3%も値下がりし、世界金融危機の起きた2008年10月に記録した18.1%以来の下落率になっています。

iDeCoの資産残高も大きく減少し、昨年10月前の水準に戻ってしまいました。ただし、「有事の金」というだけあって、金は残高を増やしています。

新型コロナウイルスの話題が市場を席捲し、感染者数も日々増えている状況ですが、増え方は穏やかになりつつあります。感染者数がピークアウトするまでは市場のムードは回復しないでしょう。終息に向けた対策の進展を願うばかりです。

2020年1月の運用状況

資産残高(2020年1月)

2020年1月末のiDeCoの資産残高は、前月末と比べて減少しました。

  • 運用月数:43ヶ月(2016年6月運用開始)
  • 損益率:+29.0%(前月から-1.0ポイント)
  • 年率換算リターン:+7.4%(前月から-0.4ポイント)
  • 資産残高の推移:下のグラフ
iDeCoの資産残高の推移 2020年1月末
(2016年6月を1.0とする)

資産内訳(2020年1月)

各資産の割合と、当初配分比率(資産クラス列のかっこ内の%値)からの乖離は次のようになっています。

各資産の割合と当初配分比率からの乖離(2020年1月末)
資産クラス ファンド名 割合 乖離
国内株式(5%) 三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド 4.9% -0.1%
国内中小型株式(5%) ひふみ年金 5.0% 0.0%
先進国株式(20%) DCニッセイ外国株式インデックス 20.8% 0.8%
海外REIT(10%) 三井住友・DC外国リートインデックスファンド 9.7% -0.3%
先進国中小型株式(10%) EXE-i グローバル中小型株式ファンド 10.3% 0.3%
新興国株式(20%) EXE-i 新興国株式ファンド 20.2% 0.2%
先進国債券(10%) 野村外国債券インデックスファンド 9.5% -0.5%
新興国債券(10%) 三菱UFJ DC新興国債券インデックスファンド 9.8% -0.2%
金(10%) 三菱UFJ 純金ファンド 9.9% -0.1%

所感

新年を迎えて、月の前半は昨年末の勢いをキープして順調に残高を伸ばしましたが、中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスの感染が拡大するにつれ、月の中盤からはリスクオフの展開になりました。その結果、iDeCoの資産残高はわずかにマイナスに転じて月末を迎えました。

月末時点では、新型コロナウイルスの話題が市場を席捲しています。現状は感染者数が日々増えている状況ですので、感染の拡大が一服するまではリスクオフのムードが続くと思われます。感染の拡大防止に向けた対策が一刻も早く進展することを期待したいと思います。

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