カーシェアリングによる家計節約

2020年4月15日

早期退職後に速やかに実行した家計節約術がカーシェアリングへの切り替えです。これにより、年間約30万円の節約になりました。月に2万5,000円相当の節約になり、効果絶大でした。詳しく紹介しましょう。

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きっかけは「バッテリー上がり」

カーシェアリングに切り替えるきっかけになった出来事。それは「バッテリー上がり」です。

交通の便がよい都内に暮らしていると、車の使用目的はレジャーが中心になります。従って、子供が成長して家族で遊びに行く機会が減ると、車を運転する回数も減っていきます。我が家では、子供が高校生になった頃から、車での外出がかなり減りました。

車を使う回数が減ると、バッテリーが上がりやすくなります。マンションの駐車場から車を出そうとしたら「バッテリーが上がってる!」という失敗を2回やらかして、「これは何か対策を考えないといかんなぁ…」と思ったことがカーシェアリングを考え始めたきっかけです。

まったく乗らなくても年間40万円もの維持費

カーシェアリングにする前、我が家では車の維持費として年間に40万円ほどを負担していました。その約7割は駐車場代です。「東京23区の月極駐車場の料金相場まとめ – 住まいる博士」を見ると、区によって月に1万円代から5万円代までと幅はありますが、東京23区の駐車場料金は総じて高いです。私の住んでいるマンションでは、月に24,000円という料金でした。

車の維持費の内訳は次のとおりです。車検代は年によって違いますが、平均すると6万円ぐらいという印象です。それ以外の費目については、最後の年の実額を示しました。

我が家の車の維持費(年間)
費目 年額
駐車場代 288,000円(24,000円×12)
自動車税 34,500円
自動車保険 32,330円
車検代(平均) 約60,000円
維持費合計 約41万円

これは、「車にまったく乗らなくても発生する費用」です。一度もエンジンをかけなくても、年間に約40万円もの維持費が発生します。これだけの維持費をかけて、バッテリーが上がってしまうほどしか使っていない…。ずいぶん無駄なことをしているなぁ…、と正直思いました。

カーシェアリングへの切り替え

タイムズカーシェアを利用。決め手はステーションの多さ

カーシェアリングの大手には、「タイムズカーシェア」「dカーシェア」「オリックスカーシェア」「カレコ・カーシェアリングクラブ」などがありますが、私はタイムズカーシェアを利用しています。決め手は、カーステーションの多さです。

【2019年】カーシェアリングを徹底比較!!≪人気ランキング≫」などを見ると、料金面では初期費用・月額基本料0円という「dカーシェア」も魅力ですが、カーステーションの多さでは、「タイムズカーシェア」が他を圧倒しています。実際に利用すると分かりますが、近くにステーションがあるということはとても便利です。

タイムズカーシェアの場合、料金は15分で220円が基本となります。ただし、まったく利用しなかった月も、月額基本料金として880円を負担します。ちなみに、220円にはガソリン代も含まれており、20リットル以上を給油すると15分の料金割引が得られます。

上に示した料金は執筆時点のものです。最新の利用料金についてはタイムズカーシェアのサイトで確認してください。

節約効果は年間約30万円

では、カーシェアリングにすることによって、家計をどのくらい節約できるかを試算してみましょう。

我が家の車の利用頻度は、今や「毎週末に3時間」程度です。旅行などで遠出する際は、長時間の利用になりますが、まったく利用しない月もあるので、年間で平均するとせいぜいその程度です。

この場合、1回の利用料は220円×180÷15=2,640円なので、ひと月に約1万円(2,640円×4=10,560円)の利用料となります。年間では約12万円ですね。これ以外の費用はかかりません。

それまでは、車の維持費用として年間約41万円を負担していましたので、カーシェアリングに切り替えることによって、年間約30万円の節約効果になります。

カーシェアリングの利点

実際に使ってみると、家計節約以外にも次のような利点があることに気づきました。私はタイムズカーシェアしか利用していませんが、他のサービス会社にも同じような利点があると思います。

利点1:いろいろな車種に乗れる

複数のメーカーの車種が用意されているし、色もさまざまなので、乗る車を選ぶ楽しみがあります。ハイブリッド車、電気自動車、輸入車もあります。近隣に複数のカーステーションがある場合は、選べる車種もそのぶん増えます。ちなみに、タイムズカーシェアの場合、輸入車の利用料は「プレミアムクラス(440円/15分)」になります。

利点2:装備が新しい

車の装備が順次アップデートされます。アラウンドビューモニター、バックモニター、コーナーセンサーといった安全装備を始め、各メーカーの最新技術が順次導入されている印象です。所有車だと、買ったときの古い装備のままで乗りがちですよね。カーシェアリングで最新の装備に触れると、技術の進歩に驚きます。

利点3:安全でエコな運転になる

シェアリングしている(=自分のものではない)という意識があるので、危ない運転をしなくなります。また、タイムズカーシェアの場合は、エコドライブの回数や無事故運転の距離数に応じてポイントがたまるので、自ずと安全でエコな運転になります。

なお、私はまだ利用したことはありませんが、旅先での移動手段としても利用できますね。その点を考えると、47都道府県の全てにカーステーションをもつタイムズカーシェアは魅力的です。

最後に

いかがでしたでしょうか?

公共交通の便が良い場所ならば、「車を所有しない」ことも家計節約の有力な手段になります。その際に、カーシェアリングという代替手段があり、節約以外にもメリットがあることを紹介しました。

なお、所有していた車を売却する際に、私はカーオークションを利用しました。オークション代行業者に依頼して、その指示のもとに一連の手続きを進めていきますが、特にトラブルなく、1ヶ月ほどで売却できました。

売却代金は42万円弱で、そこからオークション代行業者に約6万円を支払い、手元に36万円弱が残りました。ご参考までに。

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